企画のプロセス 3
企業によっては販売に強いところもあれば、先端技術に強いところもありますし、経営管理に強い企業もあります。
資本力もあって販売力が強くても、研究開発部門の技術力が弱く人材が不足していれば、長期展望にたった開発研究は望めません。
企業によっては石橋をたたいても渡らないような保守的なところもあるかと思うと、社内ベンチャービジネスを積極的に育成しているところもあります。
開発研究計画はこのような企業の方針、特徴、体質、能力などの影響を受けながら策定されています。
一口に開発研究といっても、依頼研究、既存製品の品質改善、プロセス改良、合理化による原価引き下げなどの比較的、短期的目標を扱う戦術的なものから、企業の将来の成長と安定確保のための長期的な目標を扱う戦略的なものまでいろいろあります。
長期的なものだと開発には莫大な費用がかかり、しかも成功率は極めて低いものです。
一般に新製品のアイディアのうち、商業的に成功するのは0.15パーセントであるといわれています。
新薬の開発の成功率はさらに低く、1万~1万5000分の1。
しかも開発に10年から15年を要し、開発費は100億円前後といわれています。